シャンプーはそもそも必要ない?

知らず知らず植え付けられたハゲに対する広告戦略のたまものか、「毛穴にたまった皮脂が原因でハゲる!」というイメージを持っている人は多いのはないでしょうか?

たしかに皮脂が多くて頭皮がテカっている人に薄毛が多いのですが、「皮脂が多いからハゲるではなく、ハゲる体質だから皮脂が多い」が正しいのです。

薄毛予防にシャンプーは必要?

そもそものシャンプーの一般的な目的は頭髪及び頭皮の洗浄という意味合いが強いでしょう。
そういった目的であれば髪の清潔さを保ち、臭くならない程度でも十分なのかもしれません。

シャンプーの語源として以下のようなものがあります。

英語のShampooの語源はヒンドゥスターニー語の chāmpo (चाँपो [tʃãːpoː]) に因むもので、1762年には使われていた[3]。
ヒンドゥスターニー語の chāmpoは、ムガル帝国のビハール州周辺において行なわれていた香油を使った頭部(髪)マッサージの事を示していた。このchāmpoは、東南アジアから南アジアにかけて自生し香料としても使われているキンコウボク(英語版)(Magnolia champaca)が起源とも考えられている[要出典]。
この頭部マッサージの習慣は、18世紀には英領インドから英国に伝わった。1759年にビハール州出身のシャイフ・ディーン・ムハンマドが、イギリス南部のリゾート地ブライトンの浴場ハンマームで頭部マッサージの提供を開始し、イギリス王室にも認められるところとなった[4]。
その後1860年ごろには、シャンプーが頭部マッサージから洗髪を意味するようになった。初期には石鹸が使われていたが、20世紀に入り頭髪用のシャンプーが販売され始めた。1954年にはカーペット等の洗浄の意味でも使われるようになった。

「シャンプー」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』 2015年10月30日

毎日のようにシャンプーするのが一般的になったのは人類の歴史からするとほんのわずかで、シャンプーをちゃんとしてなくてもフサフサな人もいればハゲの人もいるのは歴史が証明しています。

薄毛になるかどうかの決定的な要因は残念なことながら体質で決まってしまうのです。

なぜ頭皮がテカっている人はハゲが多いのか

ハゲている人の傾向を分析して、

「ハゲている人は頭皮がテカっている人が多い、そうだ頭皮がテカっているような人は皮脂が多いので皮脂がハゲの原因ではないか?」

というのは、確かにアプローチとしては正しそうです。

しかしながら、ハゲのメカニズムとしてAGAの原因はDHTがヘアサイクルを乱しているというのがわかってきて、DHTには他にも見過ごせない特徴がありました。
DHTにはちゃんとした役割もあるのですが、次のような全くもって必要ない作用があります。

・薄毛
・体毛の増加
・精力の減退
・前立腺肥大
・ニキビの発生
皮脂の分泌を増やす

そうです、頭皮の皮脂が多いとハゲるかどうかは別として、DHTが原因でハゲる人は皮脂も多くなりやすいのです。

薄毛対策に必要なシャンプーの頻度は?

じゃあシャンプーは必要ないのかというとかならずしもそうではなく、シャンプーには皮脂の状態を適度な状態に保ち、衛生状態を良くし、マッサージ効果で頭皮の血行を改善するといった効果が期待出来ます。

ハゲを脅してくる輩たちのイメージ戦略に過剰に反応しすぎるのは良くないですが、全くシャンプーによる差がないとも言い切れないようです。


結論として薄毛対策にはシャンプーは毎日した方が良いとされるので、どんな方法でシャンプーするのが良いか、どんなシャンプーを選ぶべきかといったことは次回以降に書いていく予定です。

(2021年4月5日追記:書きました https://hage.nagoya/?p=568シャンプー、ハゲならこんなふうに)

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